仏壇リメイクサービス「結壇(ゆいだん)」が、2025年12月27日から2026年1月26日までクラウドファンディングを実施します。集まった支援金は、木工・塗装・漆など分業で成り立つ仏壇再生の仕事依頼費に充て、需要減で仕事が減る職人の就業機会を増やす狙いです。
結壇は、既存の仏壇の素材や部材を生かし、手のひらサイズへリメイクする仕組みです。住環境や家族構成の変化で従来型仏壇の継承が難しい人にも、無理のない形で祈りの場を残す選択肢を提供するとしています。引き取り、供養、リメイク、納品まで一括対応する点も特徴です。
同サービスは2024年に開始し、これまでに100件以上を実施しました。運営側によると、結壇の受注をきっかけに70代の職人が季節的アルバイトをやめ、職人仕事に戻れた事例もあるといいます。背景には、生活様式の変化や仏壇需要の減少で、静岡の木工・塗装・漆などの伝統的な分業構造を支える仕事量が年々縮小している状況があります。
クラウドファンディングを通じて全国からの受注と外部職人への発注を広げ、売上を職人の仕事へ循環させる体制強化を目指します。今後は支援の集まり方や受注拡大の進展が、職人が技術で生計を立てられる環境づくりにどこまで寄与するかが焦点になります。
